CEM(教会教育推進会)の理念
序文 教会教育理念に基づいた教案作成をめざす理由


家を建てるために設計図はとても大事です。しかしその設計図を書くためにこれからどんな家を建てたいかを明記した仕様書が土台となっています。献身する前に私は自動制御装置の設計技師でしたので、いつもその手順を大事に考えます。教会教育理念とは、まさに教会教育の仕様書のようなものです。そこには今後どんな人材を育成したいのか、どんな教会を建て上げたいのかなどを考えてその目的や内容について聖書の原則と照らし合わせながら明文化されたものです。教案はそれに基づいて作成されるべきです。それに並行して教師たちを実際的に支援するために、教育の現場からの生の声を反映する配慮がなされ、幾多の改良と工夫が重ねられる必要があります。いまだ完成された教案というものはこの世に存在しません。しかし、理念にできるだけ忠実な教案を作成しようとする姿勢を忘れることなく、さらに成熟を目指していくことを願っています。

<教育の目的>

教会教育の目的は、第一に神と人との本来の関係を回復させ、第二に救われた人がキリストに似たものとなるという人生のゴールに近づくことです。(エペソ3:19、4:13、15)


TO CHIRST 生徒をキリストのもとへ導く

まだ福音を知らない生徒がキリストのもとに導かれるために、聖書のみことばより福音を伝え、キリストを信じて救われるよう教えます。


IN CHRIST 生徒をキリストのうちに養育する

キリストを信じた生徒がキリストとの交わりのうちにとどまり、さらに成長し、キリストのからだの一員として築き上げられていくように、聖書のみことばによって養育し、それにふさわしく生活が変えられていくように教えます。


FOR CHRIST 生徒をキリストのために遣わす

キリストのうちにあって成長した生徒を神のために役に立つ器として訓練します。あらゆる面でさらに整えられ、キリストのために世に遣わします。

<教育の要素>


教会教育の目的を達成するためには、その教育内容に次の5つの要素がバランスよく構成されている必要があります。

全聖書

私たちは旧新約聖書の66巻全てを霊感された神のみことばとして信じています。そのことは教師にとって旧新約聖書の全巻を偏ることなく教える責任があります。生徒はそれを学ぶ権利があります。教師の都合や不十分な考え方でその範囲を制約すると、生徒にとってはそれを学ぶ機会を失うという大きな損失を被ることになります。


全人格

教会教育の最大の関心事は今生徒たちのうちに何が起きているかということです。それによって生徒のすべての必要に応えようとします。ります。霊的必要、知的必要、社会的必要、肉体的必要に応えながら、生徒のことを全人格的に扱うよう配慮します。その全ての分野において聖書のみことばから学び、みことばによって取り扱われることを求めます。


全生涯

教会教育は子どものための教育機関ではありません。聖書の教育は嬰児から老人までの全ての年令に対してなされる必要があります。また、一人の生徒が誕生から死の時までの全生涯を聖書のみことばから学び続けられるように配慮することも非常に大事なことです。


全教会

教会教育は教育現場で働く教師だけの責任ではありません。それは教会全体が取り組むべき偉大な働きです。教会全体の教育計画がバランスよく行きわたるために、教会のトータルプログラムとして考えていくことが必要です。


全世界

主の教会はその地域だけの教会ではなく、目に見えない普遍的キリストのからだなる教会の一部として所属するものです。生徒ひとりひとりがこの聖書的世界観に立って自分の人生を見ることができるように、また全世界の人々に対する自分の責任と役割について考えることができるように導くことが必要です。

文責 教会教育推進会教案改訂委員
MB千里キリスト教会牧師 徳本 篤



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